「ういらぶ。」を恋愛経験が乏しいネガティブ二次オタが舞台挨拶の中継まで観てきました。
「ういらぶ。」を観に行くことになった経緯はこちらの記事を参照していただきたい。
舞台挨拶の生中継までしっかり観てきた。
全ては推しのため。
おろしたての洋服を着て、めちゃくちゃ久々に髪を巻いて、普段は持たない小さめのショルダーバッグを持って、私は映画館へ向かった。
一度友人と行ったことはあるものの、少々道が不安だったためスマートフォンで地図を見ながら行こうと思ったのだが、なんとここでなぜかスマホの電波が悪くなる。
落とせばいいのか?スマホを落としただけなのにすればいいのか?今から観に行くのういらぶなんですけど??
不安に思いつつも、想像していたよりも複雑ではなかったので無事たどり着いた。
映画館へ入ると、舞台挨拶の生中継があるためか、予想はしてたがチケットは完売だった。
ネットで購入していたので問題はないのだが、客席に人が詰まっている様子は2.5次元舞台のライブビューイングを彷彿とさせた。
やはり友人同士で来ている子たちが多い印象だ。
私は映画館で映画を観るとき、大抵D〜G列くらいの端っこに座る。今日ももちろんそのあたりの端っこに席を取った。(ネット販売が開始されてすぐ購入した)
映画が始まるまで宣伝が流れている。いつもはぼんやり観て、あれ観たいなあ、だとか面白そうだなあ、と観ていたが、今日はなんだかそわそわしてあまり頭に入らない。
照明が暗くなる。スクリーンの灯りだけが煌々と輝く。映画本編が始まった。
※以下映画「ういらぶ。」のネタバレが含まれます。
いや平野紫耀顔が良い〜〜〜〜!!!
目つき悪い黒髪ピアス〜〜〜!!最高か!?
と、まずは平野紫耀のとんでもなく素晴らしいヴィジュアルにやられる。
とりあえずもうそれだけで満足。
彼の顔が良いのはいつものことだが、なかなか内容も面白かった。
なんか孫の恋愛を見守るおばあちゃんのような気持ちになってしまう。
平野くん演じる和泉凛がもうびっくりするくらいこじらせてる。
これ本当に原作少女漫画?と言ってしまいたくなるほどにこじらせている。
「ドS」と言うより、「ヤンデレ」「束縛系」という形容詞がぴったりなセリフをさらっと言ってしまう。
思わず先日の今夜くらべてみましたの佐藤仁美さんの「やべーやつやん」が頭の中でリフレインした。やべーやつやった。
なのに平野くんだからなのか、爽やかに見えてしまう不思議…
これは平野マジックなのだろうか。
こじらせているのは凛だけではない。
桜井日奈子演じる春名優羽ももちろんこじらせている。
自分に自信がなく(凛のせい)、人とうまく喋れず(凛のせい)、そのせいで幼馴染以外友達がいない(凛のせい)という有様。
いやいや、これ優羽と凛が両想いで、少女漫画というフィクションだから成り立っているわけで。
この映画を観た勘違い野郎が同じ事を女子にしたら間違いなく嫌われるし、とんでもない「いじめ」だろうなあ、なんて野暮なことも考えたり。
現実世界では「好きな子はいじめたくなるのが男子」という言葉を免罪符にして、相手が嫌がることをしてはいけない。
まあ、その辺りはフィクションと割り切って観なければならないだろう。
と、最初の方は感じていたのだが、まさに凛のその「素直になれない」ことが仇となり、後半で凛と優羽は喧嘩してしまう。
あ〜もうなんで素直になれないの〜〜!と観ているこちらが物凄くハラハラする。
凛は優羽を大事にしすぎるあまり、こじらせているのはよくわかる。
けれど結局、超能力があるわけでもない人間ははっきりと、言葉で言ってくれなきゃわからないのだ。
それは優羽の方も同じで。
最後はきちんとお互い、言葉にして伝えることができて良かった。
最後まで妄想が出てきてしまう凛にはちょっとクスッとしてしまったが。
恋愛モノって大概両想いになるために頑張るみたいなストーリーが多いと勝手に思っていたのだが、「ういらぶ。」は冒頭から二人が両想いなのをわかってて応援する感じが、なんか新しいな、と思った。
凛が悶々としているシーンかわいくて最高でした。
しかし私が一番グッときたのは、やはり実験のシーンだ。
緊張から実験に失敗してしまい、アルコールランプの火が優羽を襲おうとしたときだ。
凛は咄嗟に優羽を守る。
言葉にするのが大事だ、と先述したばかりだが、この行動に凛の優羽を大事に思う気持ちが凝縮されている。
それが観ている私にも十分伝わった。
きっと今まで凛と優羽が一緒に過ごしてきた中で、そういったことがたくさんあったのだろう。
だからあの二人は両片想いなのだ。
短かいシーンだが、とても良かった。
平野紫耀のバックハグも最高でしたね…(昇天)
あとは個人的に非常扉壁ドンが好きです。コメディ的な意味で。
エンドロールは平野くんの「3、2、1!」の掛け声で始まった。
「High On Love!」は言うまでもなく最高だった。ただ、エンドロール中のオフショットや映像を見るのに目が足りなかった。
さあ。
さあ!!!!!
本編観ているときは本編に夢中ですっかり忘れていたが、いよいよ舞台挨拶!
少しざわつく館内で変に緊張してきた。
画面が切り替わる。
マイクテストの後、キャストと監督が登壇した。
私は目を見開く。
平野紫耀が、長めの前髪を流しておでこを出している。
お、おでこ………………………!
本編では長い前髪で色っぽかった平野くんが、舞台挨拶では打って変わっておでこ!?
ファンを殺す気か!?!?(歓喜)
いや〜、いや、それは、アカン(アカン)
おでこ出ても色っぽい…
この子はなんでこんな…なんでこんなかわいいのに色っぽいの…(頭抱え)
初っ端からイケイケ平野くんにやられたが、舞台挨拶は終始平野くんがかわいかった。
舞台上でちょっとした以心伝心ゲームをしたのだが、初恋の味を「はちみつ」と答えて伊藤健太郎くんや磯村勇斗くんに「甘すぎる」と言われたり、初デートの話なのに男性陣が何故かアダルト方面に道が逸れかけたり(男子高校生感があって可愛かった)…
特に桜井日奈子ちゃんのお気に入りのシーンを再現するとき、桜井日奈子ちゃんと、磯村勇斗くんと、平野くんがこそこそ打ち合わせしている様子はとても愛らしかった。
以心伝心ゲームの後は、マスコミ向けの撮影。
真ん中、上手、下手と三方向に向かって撮影していたのだが、平野くんがキョロキョロ、チラッと共演者を見たり、何か喋ってニコニコ笑ったり最高に癒された。
退場時、誰よりも長く観客に手を振り続ける彼の姿がひどく印象に残った。
こうして人生初の舞台挨拶(中継だが)が無事終了した。
終わった後の多幸感が物凄い。
これはシャブ。
映画本編ももちろん面白かった。肌ツヤが良くなったと思う。
平野くんが会場の観客に「肌ツヤが良くなりましたよ」的なことを言っていたのできっとそういう効果があるのだと思う。
恋愛モノの映画は殆ど観ないし、恋愛経験もほぼないが、純粋にキュンキュンした。
幼馴染、ライバルの登場、喧嘩、そして結ばれるという所謂「ありきたり」なはずなのになあ、なんて思いながら映画館を出た。
映画館を出ると、昨日の雨が嘘のような秋晴れだった。